目次
Musescore:五線譜作成ソフトとは
MSの尺八・箏 変換プラグイン
尺・箏のフォントを使うには
*三絃用変換プラグインについて
+Msを使わない変換入力方法を考えてみた
(2017.10.15 加筆修正・目次や詳細ページへのリンク追加などしました)
MuseScoreとは
五線譜作成用のフリーソフト(無料、GPLライセンス=フリー)。PCにインストールして使用。
詳細→ wiki
確認用に音を鳴らしての演奏機能もあり。
*ここではMSと表記することにします
公式サイト:
MSの尺八・箏・三絃 変換プラグイン
プラグインとは:
機能拡張ツール。
MSのプラグインは、PCでDLして、インストールすることで、使用可能になります。
MSで五線譜を入力して、プラグインを適用することで、五線譜の下に「ロツレチ」あるいは「絃番号」が自動生成されます。
(箏・三絃のプラグインは、バージョン未対応?で現在は使えないかも、2009年くらいでアップデートが止まっている模様。尺八のみ)
(使えたよって人は教えて下さい、私のインストールその他が間違ってるのかもしれない…)
使い方は、DLページを参照。
尺八:
箏:
三絃
尺八と箏のフォント、使い方
変換プラグインのセットで配布されてるフォントがあります。
(機能しない箏プラグインも、フォントのDLはできます)
これ、使用の許諾については、特に記載がないようなのですけど、同梱フォントとして考えると多分引き継いでのGPLライセンスなんだと思います。
→「GPLやMITやCCなど主要ライセンスの内容と意味のまとめ」
ExcelとかWordで、マス目に入れたら、手作業で楽譜作れるようになります。
とりあえず、使えるフォント一覧と導入のあれこれを、A4 2枚にまとめてみました。
尺のページ、都山と琴古と二つを一覧にしてあるから、解読用に使えたら便利かなとか。
(間違ってる可能性があるので、見つけたら教えて下さい。尺未経験者ですw)
ここでDLできるのは、説明pdf、A4で2枚。
(フォントはプラグインページからDLして下さい。)
* フォントの入力出力対応表
* 尺は、都山・琴古の対応一覧にも使えます
* 尺譜自体の読解にも
フォントのインストールについての簡単な説明、プラグインページへのQRコードつけてあります。
MS・三絃プラグインについて
MS、三絃のプラグインもあります。タブ譜しか作れないようでした。
縦譜用にはできないらしいのと、バージョンが最新のMSに未対応で使えないらしいと聞いたのですが。
この場合、付属のフォントもないのですね。
縦譜作成する場合、フォントから作る必要がありそうです。
あと問題なのが。絃ものは調絃があるのです。
プラス。
三絃って、音域がかぶる場所があるのです。
どこを使うかは、弾きやすい指使いで選ぶらしいんだけど、そこら辺の感覚がよく分からないのですよね。
なので、例えば「イ八(他の絃の音を並記)」みたいなフォントになりそうかも。
問題はそこだ…絃はどうやって選ぶんだ…
使うパーツの作成(1~,一~,イ一~)まではいける。
(それを提供したらどなたかライセンスフリーで作って下さらないかな…)
*MSを使わない 変換入力方法を考えてみた
プラグイン=変換を使うてことは、一旦何らかの符号でもって入力されたものを、別の形で出力しているということなので。
そもそもの変換を、MS以外でできるようにしたら、一番早くて楽じゃないかな?と思って考えたのが以下。
PCを使うときに絶対に使うだろうものが、キーボード。
文字入力ならスマホでフリック入力の方が早いよって人もいると思うけど、キーボード、持ってますよね。
それ使いましょう。w
鍵盤として。w
1、 五線譜→音名 変換フォント
五線譜のみの楽譜から、自分で縦譜に起こさねばならないとき。
もしくは、曲を聴いて耳で音をとる方が早いとき。
ピアノなどの鍵盤式でキーボード入力して、音名アルファベット出力できないか?
+ 同様に、尺は出力部分をロツレチ変換できないか?(次へ後述)
五線譜→音名変換フォント、イメージは以下。
未完成!!!
入力するときは、透明のキーボードカバーを買ってきて、シール貼ったりマジックで書いたりすれば、見間違えなくてよいかもと思います。
どなたかこのアイディアでライセンスフリーで作っていただけないかな…w
ちなみに、利用する無料のフォントメーカーというかサービスは、ここに詳しくのっています。
「【文字フォント】Calligraphrで自作の手書きフォントを作る」
わりと簡単なんですよ。絵文字とか手書き文字作れるし。
フォントは、アパッチライセンス(ライセンスフリー、非継続)の、「源の角ゴシック」を使えばいけそうです。
このフォントも、無料で配布されている&美しい形なので、持っておいて損しないです。
DLとインストールについては:
Windowsにフォントを追加してみよう!(源ノ角ゴシック篇)
2.五線譜 → 縦譜、尺ならできる?
鍵盤入力、できるものとできないものがあります。
楽器に音階が固定されているものならできる。
=調絃のないもの=尺。
で、尺のロツレチ フォント用データは作ってあるのですよ。
あとで、このデータは公開する予定です。
だから、フォント作成フォーマットデータに配置さえできればいけるんだけど多分<ここ重要>。多分の多分。
(「多分<ここ重要>」というのは後述します)
3.五線譜 → 縦譜、難しいのが、絃。
絃ものは難しいです。
絃の最下限の音が固定されていないからスタート位置が決められない。
調絃が違う=バリエーションをそれだけ用意しなくちゃいけない。
あと調絃替えがあったり、種類と並びが複雑なので、そこを対応しきれない可能性。
(もちろん手作業で修正すればいけますけども。)
ちなみに、箏十七絃の縦譜変換の方法。
①使用する音を、多い順に集計し、
②多い方から絃の数だけを、押さえなし として絃に割り振り、
③その他を押さえを使うか・調絃替えで対応、
…という考え方で五線譜を縦譜にするということです。
(その他、配置の決め方で、「手が無理そうなとき」、
絃の並びの途中に割り込ませて高音を配置、などもするらしいです。スピードと弾きやすさ重視)
これって。
①上記の鍵盤方式で入力して、
②その文字列(z~@)の中から使用頻度の高い順に集計、
③音名に一旦置き換えて、
④優先順位を割り振り、
⑤絃番号を決定する
…というのは自動できるのかな?
(Excelの抽出とかいう機能はそういうふうには使えないんだろうか。無理かな?)
箏譜変換、押さえの入れ方で難易度も変わってくるので、色々と試行錯誤は必要のようですね…
まだまだ人力で頑張らなくてはならない部分も大きいか…
ハ長調の曲だったら、五線譜を鍵盤式でそのまま絃番号に変換できそうなんたけどな。
MSで入力してハ長調変換して、だったらいけるけど、それじゃそもそもあんまり意味がない気もする。
尺のロツレチを出す変換フォントイメージは以下。
尺譜の作成については先達の苦労が
パーツを画像化してコピペではりつける、というの、すでに先達がやっておられてですね。
その苦労がここに。
「Excelの図形コピー・ペーストには癖がある [知識・情報]」
すごい。セルのサイズに各画像のサイズが合うように調整されてるのでしょうか。
(Excelは初心者でよく分かってないのですが、効率を考えるとそうなんだろうな…)
そこまでされてあったら、あとはレゴブロック方式で組んでいくだけですね。
だけといってもすごい作業です。
自作フォントをつくるときのあれこれ、私の場合
自作フォント、縦書き用のものを作るの、多少の苦労が…
というのも、フォント作成サービスが、海外なので、横書きが前提なのですよね。
座標が、左肩についてるようなんです。
それを縦書きで使うと、右側の縦ラインがそろわないものが出てくるのです。
(これが微調整が必要になりそうで、だから、多分の多分、になるわけです…)
こういうふうに、座標の位置を右肩へずらそうと思って、旧のフォントサービスを使って、試行錯誤もしたんですけどね…w
尺はあとで甲乙を追加で入れる前提で、横に音符の長さを示す棒線・二重線などをあらかじめつけたフォントを作っちゃおうと思ったのですけど、そこが見事にそろわなくて。w
横の線はなしにして、別でつけてもらった方がいいのかなーと。
もうちょっと調整すればよかったのかもしれないけど。
原因:フォント内に「余白を含める」ということができなかったらしい。です。
回避策:1pxの点を左肩の座標(0,0)へ置いておけば、よかったのかもしれない。
そこ基準に設定されれば、右端がそろうかもしれん
ちなみに、上記試行の時は、下手にいじらずに横書き用のままで配置して、フォント化、それを縦書きに回転させて使うのが、一番早そうな感じでした。
(上記テスト3パターンの真ん中、でもこれもズレが出てて実用はできなかった)
新しいフォント作成サービス、リニューアルしてから、まだ試せていないのですけど。
新サービスは、利用が「1フォントまで無料」なので、どうしようかなーと考えてます。
フォントの登録を解除すればいいようなことも書いてあった気がするので、1がmaxではないと思うのですけど。
規約もちゃんと読まないと、規定ライセンスによっては、使用について不都合なことも出てきてしまうかもですし、その辺をもう少ししっかりさせないと、とも思ってます。
とりあえず、いまのところフォントの作成に関してはそんな感じ。
縦譜の楽譜を作るとき(私の場合
ちなみに、個人的に楽譜を作るときは、Illustratorを使っているのですが。
アピアランスという、設定や効果を追加したりできる機能で、枠線付の縦譜は作れちゃいます。
打つときに、いちいち改行を入れるので、めんどくさいと言えばめんどくさい。
あと、一行毎に終わらせて、別々のパーツとして並べていくので、それも微妙に手違いが起こりそうで嫌な感じですね…w
これも、もう少し効率よくできそうな気もするのですが;
とりあえずはこれが一番フォントのあれこれにかかわらず、そろいやすいので。
(同じシリーズのゴシックと明朝の変更でも、フォント自体が持っているサイズが違うと、文字の間隔等でズレができることがあるのです。
上記の場合は、行間の指定が文字サイズとは別なので、フォントの変更によって枠線がずれたりしない。)
微調整に時間がとられないのは、あとからの変更も楽でありがたいかなー。
とか書いてるけど、ほとんど楽譜作ったりしてないのですね、
(イラレ使うよって方います?アピアランスの設定入れたデータアップしときましょうか?)
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